2020年度学位記授与式が挙行されました

2021年3月19日(金)春の訪れを感じる快晴の中,2020年度学位記授与式が執り行われました.今年度は,コロナ禍での開催であったため,十分な感染防止策を講じ,出席者を卒業生および修了生に限定した上で,キャンパスごとに実施されました.電子情報通信工学科の89名,大学院生13名に学位が授与されました.卒業生の皆様,おめでとうございます.母校を巣立って行かれる皆様の前途を心から祝福いたします.

2020年度卒研審査会が開催されました

2020年度卒研審査会を以下の通り実施されました

○情報通信研究室、通信システム研究室、波動情報システム研究室
日時:  2月10日(水) 13時から
場所:  4号館5階D科大学院講義室

○半導体ナノシステム研究室、ナノエレクトロニクス研究室、機能システムデバイス研究室
日時:  2月9日(火) 14時から
場所:  341教室

○レーザー研究室、光エレクトロニクス研究室、マイコンシステム研究室
日時:  2月9日(火) 13時から
場所:  332教室

○創作情報工学研究室、マルチメディア情報研究室、ソフトウエアシステム研究室
日時:  2月9日(火) 12時30分から
場所:  342教室

○シミュレーション研究室、システム制御研究室
日時:  2月13日(土) 16時から
場所:  342教室

※新型コロナウィルス感染拡大に伴い今年度の卒研発表会では学外来訪者の参加はご遠慮いただきました

電子クラブ総会開催のご案内

 2020年1月吉日

電子クラブ総会・幹事会開催のご案内
         https://d-club.koudai-kai.jp/

                    大阪工業大学電子クラブ
                      会 長 溝 上 哲 也

拝啓 厳冬の候、会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のことと
お慶び申し上げます。
 平素は電子クラブにご協力、ご尽力を賜り深く感謝致しております。
 さて、電子クラブは、電子情報システム工学科の教職員、卒業生、
在校生をメンバーとする組織で、会員相互の親睦をはかり、母校の発
展向上に寄与することを目的として事業を行っていますが、役員の選
出や決算の承認を行う2年に1度の定例総会を下記のとおり開催する
ことになりましたので、ご案内申し上げます。
これまで、ホームカミンデーと同時に開催される工大校友会の総会
の会日に合せて、10月に開催しておりましたが、昨年のホームカミ
ングデーが中止になったため、年度末に開催方法を工夫して開催する
ことになったものです。
 当日は、2020年7月末に学科が移転した新4号館のお披露目も
兼ね、総会と幹事会を同時開催し、ZOOMでその様子をライブ配信
してオンライン参加も可能とすることとしておりますので、会員の皆
様におかれましても、是非、ご予定ご参加頂きたく、お願い申し上げ
ます。
 つきましては、ご出席を予定されている方は、2月14日(日)まで
に、お名前,ご住所,卒業年度、ご来場かズーム参加かを明記の上、
E-Mail( d-club@koudai-kai.jp 宛)でご連絡下さるよう、お願いしま
す。
 なお、当日の開催場所、参加方法、企画内容、タイムテーブルは、会
日の1週間前までにご連絡しますので、よろしくお願いします。

                            敬 具

               記

開催年月日:2021年2月27日(土)

開催時間 :15時開始(1時間半~2時間を予定)

開催場所 : 大阪工業大学大宮キャンパス及びZOOM配信

参加費  : 無 料

大宮キャンパスに新4号館が竣工されました

2020年7月末に,大宮キャンパスに新4号館が竣工されました。この施設は地上5階建てで,延べ床面積約7,900平方メートル。工学部の機械工学科,電気電子システム工学科,電子情報システム工学科の3学科の研究ラボなど専門分野を集約した教育研究棟です。壁面には研究内容に応じて排気や管路を自由に確保できるテクニカル・シャフトを設け,配管を支持するパイプ形状のルーバーを設置。リズミカルで躍動感のある外観デザインで,3学科に在籍する約1,600人の学生・院生の新たな学びと研究の場です。

新4号館の1階にはオープン教育研究エリアとして3学科の「ラボ」が設置されました.このエリアを利用して,1年生のエンジニアリング探究演習PBL,2年生の電子情報システム実験,3年生のエレクトロニクスプラクティスなど,学生が主体的・協動的に問題を発見して解決する能力を養うことを目的としたPBL(課題解決型学習)が実施されています。

今後,海外の学生と協働でマイコンシステムを構築する国際PBLや研究成果を発表する場としても利用する予定です。

新4号館オープン教育研究エリア(動画)

大阪工業大学国際PBLプログラム

大阪工業大学イノベーションデイズ2020「智と技術の見本市」 (オンライン開催)のご案内

電子クラブ会員 各位

大阪工業大学 イノベーションデイズ2020「智と技術の見本市」(オンライン開催)のご案内

大阪工業大学では、全教員の最新の研究シーズを紹介するウエブサイト

「イノベーションデイズ2020「智と技術の見本市」」を開設しました。

最新の研究活動を知っていただき、母校との産学連携をお考えいただく

きっかけにしていただければ嬉しく思います。

下記のURLをクリックしていただき、2020年度の母校の「見本市」を、

是非一度、ご覧ください。

窓口:大阪工業大学 研究支援・社会連携センター

<リンク先>
大阪工業大学イノベーションデイズ2020

H29年(2017年)卒のOB短信

西岡 正治 (Masaharu Nishioka)
光洋機械工業株式会社 (http://www.koyo-machine.co.jp/)
工作機械・メカトロニクス事業本部 設計部 制御設計グループ

2015年 工学部 電子情報通信工学科 卒業
2017年 工学研究科 電気電子工学専攻博士前期課程 修了

私は、大阪府八尾市に本社を置く光洋機械工業株式会社で工作機械の制御設計を担当させていただいています。1961年に光洋精工株式会社(現(株)ジェイテクト)より分離独立し、工作機械メーカーとしては「センタレス研削盤」や「平面研削盤」などの製品で国内トップシェアを誇るリーディングカンパニーです。また、自動車部品の重要保安部品である「インターミディエイトシャフト」の製造においては世界トップクラスのシェアを占めています。
大阪工業大学へ進学したきっかけは、元々数学や物理・化学などの分野が好きであったこと、無線の製造に携わっていた叔父の影響もあり電気や通信などの勉強がしたいという2つの点から電子情報通信工学科を選びました。
大学では色々な講義がありましたが、その中でも神村先生の「レーザー工学」の講義で興味を持つようになり「レーザー研究室」に所属しました。卒業研究のテーマの中で、一般教養学科の先生方との共同研究を行うものがありました。化学合成法を用いることで新しいレーザー材料となる半導体試料を作製し、物性評価を行う研究内容にとても興味を惹かれ、このテーマを選択し卒業研究に取り組みました。白衣を着て様々な合成を行う実験や、作製した試料をレーザーで測定するラマン分光測定や電子顕微鏡での観察は、それまでのアナログ電子回路を用いた実験とは違った新鮮さを感じました。
大学院に進学してからも共同研究を続けることを決め、化学合成法を用いた希薄磁性半導体の作製・評価を行う研究に取り組みました。作製した試料の物性を分析するためにX線回折測定や、磁化測定などの測定方法を取り入れることで多角的な視点から評価を行う方法を学びました。また、(地独)大阪市立工業研究所(現(地独)大阪産業技術研究所)の先生方との共同研究を行う機会があり、試料作成や実験通じて外部の研究者の方と意見を交えることで多くの事を学びました。
 さらに、神村先生のご支援や共同研究先の先生の紹介を通じて短期留学といった貴重な経験をさせていただきました。留学先は中国・上海にある上海師範大学で中国の多様な文化に触れ、多くの友人を作ることができました。また上海は地下鉄網がとても発達しており日本に比べて安い料金でかなり遠くまで乗ることができることや、公安部による監視が厳しく荷物検査が徹底されていた点が印象に残っています。 光洋機械工業へ入社後は半年間の現場での実習があり機械の配線作業や生産ラインで組み立て作業に取り組み、その後設計部の制御設計グループへ配属されました。現在の業務内容は「平面研削盤」のハード・ソフト両方の設計を担当させていただいています。ハード設計では機械本体に取付けられる制御盤・操作盤のサイズや、お客様の仕様
に合った制御部品や周辺機器の選定を行い電気回路図の作成を行っています。弊社では機械の大部分を機械設計が、電気に関わる部分は制御設計が担当し、部品の選定と手配が別になることがあります。構造上の干渉を避けるために機器などの取付け寸法や、選定部品の確認を行うことはとても重要になります。ソフト設計では主にシーケンサーやNCプログラムを用いて機械がどのように動作するべきか、どのようにあるべきかと考えながら組み上げます。場合によっては1から組む必要があるため難しい時もありますが、自分で考えたプログラムが正常に動作した時の達成感は感慨深いものがあります。
 入社してもう3年目という感覚ですが、まだまだ社会人としてはこれからなので日々努力を重ねることでレベルアップできるように頑張ります。