電子情報通信基礎演習Ⅱ OB講演会の実施報告
電子情報通信工学科ではさる12月13日(木)に,電子情報通信基礎演習Ⅱの講義時間にOBによる講演会を電子クラブとの共催で開催しました.講師はD 科の卒業生(OB会である電子クラブの会員)であり,講演会では、社会人の先輩としての立場から、高校卒業後工学部を選択し、エンジニアになることを選んだ人間が、どのような道を歩いていくのか。現実のメーカーでの仕事はどういうものなのか、などについてお話いただきました.参加者から「実際の現場で望まれる人物について知ることができた」「エンジニアが世界を造るという言葉が印象に残った」等の声があり,好評でした.下に感想例を示します.
講師をお引き受けくださった内田浩一様に厚く御礼を申し上げますとともに,今後ともOBの皆様のご協力をお願い申し上げます.
日時: 2006年12月13日(木) 15:00~16:30
場所: 151教室 (1号館5階)
講師: 内田 浩一様 (2001年3月卒業)
(株)パトライト 開発部 産業機器開発課 光開発係
講演題目:「あるエンジニアの生き方」
講演会の様子
参加学生の感想文例
- ユーモアあふれるプレゼンテーションで聞き手を飽きさせないすごい人だと思った。内容も、僕たちへのアドバイスを織り交ぜていて、とてもためになるいい講義であった。
- 学生のうちにやっておいたほうがよいことの勉強面以外の話しを聞けたことがとてもよい経験でした。友達を多く作る、趣味を持つなど、生活の一つ一つも自分の就職後の「成功」のためになるということはとても参考になりました。
- 充実した内容で興味が引かれるもので面白かった。よい訓辞でありました。
- 講演を聴いて、一番印象に残ったのは内容ではなく話し方でした。はなしを聞いていて退屈がなくて冗談などを交えて、聞いている側に「飽きさせない」話し方に驚愕しました。内容も社会に出てからの実体験が分かりやすく話しをしてくれてとてもためになりました。
- コミュニケーション能力や趣味を持つという事が結構重要なことであり、自己中や横暴をすると社会からつまはじきにされていくということもあるということが分かったし、ところどころに関係のないような話が入っておりいろいろ楽しめた。
- ユニークなはなしを交えながら社会においての重要な知識などをわかりやすく説明していた。趣味の重要性についての説明がためになる内容だった。
- 社会での常識をバイト先で知ったのだが、まさにそのとおりとうなる言葉が多く聞けた。聞いた事はメモにとる、空気を読むなど本当に先輩に言われたときに役立ったことばかりでした。
- エンジニアの生の声を聞けていろいろ勉強になった。趣味の少ない自分にとって少しつらいお話しだったが、やはり趣味があれば何事にもやる気が出て、これからにも何らかの形で役立つことがあるかもしれない。今からでも遅くはないと思うので「趣味の幅」を広げて行こうと思います。
- 実際の現場ではどのような人物が求められているのかが分かった。それから、どういう人間になってはいけないかが分かった。
- 想像していた内容と違い、自分たちに近い話しをしてもらえたので、あまり退屈することなく話しを聞くことが出来た。しかし、もっと就職のときに大切な話しをいろいろ聞きたかった。
- とても面白い話しでした。時代を先読みするという話が新鮮で面白かった。
- 大学時代に身に付けておいたらメリットになることや、入社してからの苦労などこれから知っておけば有利になることなどを聞くことが出来、非常に有意義な講義だったと思いました。
- 最後の言葉の「エンジニアが世界を造る」という言葉がとても耳に残った。そのためにもしっかり勉強して電気回路やプログラムが組めるようになりたい。
- 気さくな話し方で非常に聞きやすかったです。エンジニアはユーザのために、というのが一番心に残りました。人のためになる仕事をしたいとより深く決意するきっかけになりました。人格形成の部分でも、人の話しを聞ける、頭の柔らかい人間になろうとがんばりたいと思います。有難うございました。
その他の感想文でも「本講演をこれからの自分の人生に役立てたい」など多くの満足の言葉が述べられていました。社会に望まれるエンジニア像などという硬いテーマについて、分かりやすい例を示して説明いただきました。今後、D科専門科目を学び進んでいく大学1年生の動機付けの目的として最適であったように思いました。硬軟を交えて飽きさせない講演で、講演中に寝たり私語をしている学生は皆無であったという、我々教員にとっても参考にすべき点の多い講義でした。ご多忙中のところ本講演会のために準備をしていただいた内田浩一氏にはここで改めて感謝したいと思います。(小寺)