2024年度 学生プロジェクトの活躍を讃えて
皆さま、こんにちは。
私は 2006年電子情報通信工学科を卒業し、同年4月にヴイストン株式会社へ入社しました。その後、2008年8月より大阪工業大学ものづくりセンターに勤務し、教育・研究支援の現場に携わってまいりました。
さらに、2016年3月には大阪工業大学大学院工学研究科 電気電子工学専攻 修士課程を修了し、同年9月には 株式会社シンプルファイターを立ち上げ、筆頭株主として学生団体やロボットコンテストへの支援活動も続けております。
こうして母校や学生たちと関わり続けられることは、私にとって大きな喜びであり、日々の励みになっています。
そして昨年度は、各プロジェクトで胸が熱くなるような活躍が続きました。ここでは、その挑戦と成果の一端をご紹介したいと思います。
機械工学研究部 ― キャチロボバトルコンテスト2024
京都で開催された「キャチロボバトルコンテスト」において、ベスト4入賞を果たしました。
「機械は人間の手を超えられるか」をテーマに、ロボットが対象物をつかみ取る高度な競技。部員たちは日々の工夫を重ね、見事に実力を示しました。試合の様子はテレビでも放映され、学生たちの真剣な姿が多くの人々に届きました。
👉 詳細:https://www.oit.ac.jp/news/topics/topics10561.html
ロボットプロジェクト ― NHK学生ロボコン2024
今年もNHK学生ロボコンに挑戦し、奨励賞を受賞しました。
AIとUnityを用いたカラー認識、自立走行ロボットへの挑戦は惜しくも目標に届きませんでしたが、学生たちは「悔しさ」をバネに次へと進もうとしています。努力が必ず力になることを、私たちOBは経験から知っています。
👉 詳細:https://www.oit.ac.jp/news/topics/topics10106.html

人力飛行機プロジェクト ― 鳥人間コンテスト2024
琵琶湖の空を舞台に行われた鳥人間コンテストで、5位入賞(飛距離7,761.80m)を達成しました。
仲間と共に夜を徹して機体を作り上げた経験は、数字以上の大きな価値を持つはずです。青空をバックに飛び立つ姿は、まさに青春そのものです。
👉 詳細:https://www.oit.ac.jp/news/topics/topics10310.html

機械工学科のシステムデザイン研究室・知能ロボティクス研究室 ― レスキューロボットコンテスト2024
合同チーム「S.S.S.S」が、竸基弘賞とベストチームワーク賞を受賞しました。
災害現場を想定した競技において、技術力だけでなく息の合った連携が高く評価されたことは、今後の研究活動にも大きな励みになるでしょう。
👉 詳細:https://www.oit.ac.jp/news/topics/topics10651.html

ロボットプロジェクト ― レスキューロボットコンテスト2024
同じレスコンの舞台で、ロボットプロジェクト「大工大エンジュニア」チームが、**消防庁長官賞とベストプレゼンテーション賞をダブル受賞しました。
技術力だけでなく「伝える力」までも磨き上げた成果であり、学生たちの成長の幅広さを実感させられます。
👉 詳細:https://www.oit.ac.jp/news/topics/topics10265.html
ソーラーカープロジェクト ― 白浜ECO-CARチャレンジ2024
和歌山県白浜町で行われた耐久レースにおいて、レジェンド・クラス3位(総合4位)に輝きました。
途中でトラブルもあったそうですが、冷静な対応とチームワークで完走。太陽の力を活かした走りは、「未来を切り拓くエネルギー」を象徴しているようでした。
👉 詳細:https://www.oit.ac.jp/news/topics/topics10422.html

おわりに
こうして見てみると、学生たちはそれぞれのフィールドで力を発揮し、結果だけでなく大切な経験を積み重ねています。
私たちOBもかつては同じ場所で汗を流し、壁にぶつかり、仲間と喜びを分かち合いました。その日々が今の自分を形づくっていることを思うと、彼らの挑戦が未来への大きな糧になると確信します。
どうかこれからも、後輩たちの活動を温かく見守り、応援していただければ幸いです。