工大サミットは、2017年に発足した日本の理工系大学が連携して行うシンポジウムで、本学の他、6大学(愛知工業大学、芝浦工業大学、神奈川工科大学、東北工業大学、福岡工業大学、広島工業大学)の学長によるパネルディスカッション、各大学の代表学生によるプレゼンテーションが実施されました。
大阪工業大学の学生代表の宮田君(D科4年)は、本学と神戸大学が共同採択されているJST 社会還元加速プログラム「SCORE大学推進型事業」による研究費助成を受け、お米農家さんの現場課題である水田の水管理を省力化させるIoTデバイスの研究開発に取り組んでいます。お米作りでは稲穂の成長ステージに合わせた水田の細かな水位調整が求められ、水管理作業が重労働となっており、水管理が不十分によって経済的な損失も発生しております。そこで、土壌水分量のモニタリングに特化したIoTデバイスを廉価な価格で制作し、収集したデータの活用した効率的かつ稼げる営農の実現を目指しています。宮田君は大阪工業大学の大学発ベンチャーとして創業を計画しており、本研究シーズを活用して、これまで以上に安定的かつ高品質な業務米を食品産業事業者へ提供させつつ、地域農業の持続化に貢献することを目標としています。
ベンチャーの創業にあたっては、本学OBの皆様とのコラボレーションを模索しておりますので、ご興味がございましたら下記連絡先(宮田君)までご連絡戴ければ幸甚です。
【宮田君へのお問い合わせ】
メールアドレス:jp3jfp@gmail.com