2004年度修士論文発表会案内

修士論文発表会の開催について

拝啓,皆様にはますますご健勝のこことお喜び申し上げます.平素からの本学へご協力を賜り感謝致しております.
さて,この度電気電子工学専攻の修士論文発表会をできるだけ多くの方々に成果をご覧頂く趣旨で下記の要領で開催することと致しました.卒業生の方に直接ご意見を頂けるようポスター掲示も行うことと致しましたので,ぜひご来臨下さいますようお願い申し上げます.
なお,優秀論文を表彰するにあたり,電子クラブと電気クラブ(電気電子システム工学科OB会)から副賞の図書券を贈呈戴きましたこと,厚く感謝申し上げます.

敬具

日時・場所: 2月14日(月)
[ショートプレゼンテーション]
時間:10:00~12:10
場所:131教室(1号館3階)
[ポスター掲示]
時間:13:20~15:00
場所:多目的室(1号館2階)

発表一覧:

順番 時間 学生番号 学生氏名 指導教授 論文題目
1 10:00-
10:03
M03-301 青木 武志 安川 交二 CATV回線へのOFDM通信方式適用の有効性に関する研究
2 10:04-
10:07
M03-302 オウ ソ 安川 交二 移動通信における受信方式選択ダイバシチに関する研究
3 10:08-
10:11
M03-304 尾川 広和 久津輪 敏郎 アナログ・ディジタル混在システムLSI設計の自動化に関する研究
4 10:12-
10:15
M03-305 川口 仁志 井上 正崇 等温繰返し部分加熱熱刺激による実験解析
5 10:16-
10:19
M03-306 小寺 勇人 吉田 國雄 共振波長と損失を同時制御可能なチューナブル長同期ファイバグレーティングに関する研究
6 10:20-
10:23
M03-307 貞方 健太郎 久津輪 敏郎 マルチエージェントシミュレーションによる減価貨幣発生過程の解析
7 10:24-
10:27
M03-308 佐原 朋広 橋本 成広 MRIにおけるRFプローブに関する研究
8 10:28-
10:31
M03-309 杉山 正吉 里村 裕 導電性壁に囲まれた領域内に用いる電波吸収体の設計
9 10:32-
10:35
M03-310 關山 貴行 橋本 成広 微小振動電極を用いた生体ゲル状組織のインピーダンス計測
10 10:36-
10:39
M03-311 中井 正人 井上 正崇 InAs/AlSb 量子井戸構造の作製とテラヘルツ光物性に関する研究
11 10:40-
10:43
M03-312 中本 勇 久津輪 敏郎 数列計算を用いた画像の逆フィルタリングの改善について
12 10:44-
10:47
M03-313 南宅 三智 久津輪 敏郎 パターンマッチングを用いた動画における動き抽出について
13 10:48-
10:51
M03-314 丹生 裕久 小寺 正敏 電子ビームリソグラフィにおけるパターンエッジラフネスに関する研究
14 10:52-
10:55
M03-315 野村 誠輝 佐々 誠彦 アクリジンが形成するアントラセン単結晶中の離散準位の働き
15 11:00-
11:03
M03-316 橋本 政幸 増田 達也 異種個体集団が共存するGAによるGNPのコンパクト構造化に関する研究
16 11:04-
11:07
M03-317 濵 憲治 矢野 満明 ZnO/ZnMgOヘテロ構造の分子線エピタキシャル成長と電界効果トランジスタへの応用
17 11:08-
11:11
M03-318 平井 隆裕 久津輪 敏郎 音声入力とSystemCによるハードウェア設計環境の研究
18 11:12-
11:15
M03-319 平野 義昭 吉田 國雄 基準平面を導入した共焦点光学系による厚さと屈折率の同時測定システムに関する研究
19 11:16-
11:19
M03-320 藤村 基 久津輪 敏郎 セッション層の設計に基づいたマルチメディア共有環境の構築
20 11:20-
11:23
M03-321 松浦 大 久津輪 敏郎 モジュール数を考慮した3次元配置手法
21 11:24-
11:27
M03-322 矢野 雄士 安川 交二 適応伝送速度DAPSK-COFDM移動通信システムに関する研究
22 11:28-
11:31
M03-323 山本 幸佑 木村 紀之 リニア誘導モータの高周波重畳電源駆動時における吸引・推進力特性
23 11:32-
11:35
M03-324 行本 泰祐 小寺 正敏 電子ビームリソグラフィにおける光学系シミュレーションの研究
24 11:36-
11:39
M03-325 劉 恒 久津輪 敏郎 電子透かしを用いた情報の隠蔽
25 11:40-
11:43
M03-326 若原 茂樹 里村 裕 円筒型金属光導波路における光波の伝搬特性に関する研究
26 11:44-
11:47
M03-327 和田 哲平 谷口 勝則 ソフトスイッチング電力変換システムに関する研究

 

以上

新年のご挨拶

2005年1月20日

電子クラブの卒業生の皆様へ

 

電子クラブ会長
堀内義章(D40卒)

新年明けましておめでとうございます。

今年も、鳥のごとく世界へ飛躍をしたいと考えています。昨年末から地震の惨禍にもめけず、今年は平和な世界が蘇るように祈りたいと思っています。

電子クラブも、この3月に卒業生を出します。約9,800名近い卒業生を送ることになります。OB会としても、さらに学生と先生がたおよびOBとの連携を図るべき「ホームページ」を中心に活発な交流を図りたいと思っていますので、今後とも電子クラブへのご支援とご協力をお願いいたします。また、皆様の積極的な意見を歓迎します。本年度は
(1)「ホームページ」の充実と交流の場にしたいこと
(2)学生の準会員の選定
(3)OBの授業への参加(「情報と職業」実施予定)
(4)ゼミへの講演参加
(5)就職相談会の実施
以上を行いたいと思っています。是非、積極的な参加をお願いします。

(意見・提案は堀内までお願いします。yhoriuchi@pixiepinnacle.co.jp

電子回路設計技術セミナーの報告

電子回路設計技術セミナー 報告

大阪工業大学リエゾンセンター主催による電子回路設計技術セミナーは、2月26日及び3月12日に大阪工業大学情報演習室で開催され、それぞれ50数名、30数名の参加があり大変好評でした。

アンケートによれば、これ以外にアナログ回路設計やCADシステムなどのセミナー開催の希望が多数ありました。

電子回路設計技術セミナー
電子回路設計技術セミナー
電子回路設計技術セミナー
電子回路設計技術セミナー
電子回路設計技術セミナー
電子回路設計技術セミナー

11月4日OB講演会資料1

ホール音響エンジニアリング ハイブリッド残響可変システム

開発の背景

ホールの音響は残響時間に大きく左右されます。最適な残響時間は各種演目ごとに異なり、講演や演劇では1秒程度、音楽では2秒程度が良いとされています。昭和40年代から全国各地に建設されてきた多目的ホールの残響時間は、講演等への対応を主眼としており大半が1秒前後になっています。そのため、音楽ニーズには対応しきれていないのが現状です。そこで、ホールを有効活用するため、低コストで良質な音響に改善するシステムが望まれていました。

システムの概要と特徴

システムの概要と特徴/図1

  • ホール固有の響きを活かして残響を付加し、電気音響的な響きを感じさせない。
  • 視覚的にも電気音響を意識させない。
  • 建築工事が少なく、低コストで適用可。
  • 新築・リニューアルを問わず適用可。
  • ボタン操作ひとつで残響時間が即座に変更できる。

適用事例とシステムの効果

千代田区公会堂 千代田区公会堂
収容人員:812席
千代田区公会堂における残響時間の変化グラフ 千代田区公会堂における残響時間の変化(空席時:500Hz)
可変なし:1.2秒
可変あり:2.1秒

システムの効果

音圧レベルの上昇(吸音力を1/2にすることに相当)と IACCの減少(聴感上の評価の向上と関連)

音圧レベルの上昇(吸音力を1/2にすることに相当)と IACCの減少(聴感上の評価の向上と関連)

 

正四面体頂点法による仮想音源(虚)の分布図

正四面体頂点法による仮想音源(虚)の分布図
左:残響可変なしの場合
右:残響可変ありの場合(天井から降り注ぐ反射音の増加